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2児パパゲーマーのマイホームとゲーム関連ブログです。しばらくマイホームの話題多めの予定。

PS3が故障して処分するときにやるべきこと(機器認証の解除や初期化)を調べたので解説します。壊れた本体でも買取してもらえますよ。

どーも、パパゲです。

先日PS3を応急処置した僕ですが、
目的は本体に眠っているSony Entertainment Network(SEN)アカウント情報などを削除し、然るべきところに買い取ってもらうためでした。

PS3の突然の故障時に一体何をするべきか、色々と調べてみたのでご紹介したいと思います。

個人情報を守る

処分や買取してもらう時に、まず気になることは個人情報が残っていないか?だと思います。

ハードディスクをフォーマットすれば情報は全て消えるのか?と調べてみたのですが、
公式な文章は見つけることができず、検索しても

  • 内蔵ハードディスクに全ての情報が入っているからフォーマットするか抜き取れば安心だよ派
  • ユーザ情報やPlayStationNetworkのサインイン情報はハードディスクではなく本体メモリに残っているから危険だよ派

の両派が見つかり、イマイチどちらが正しいか分かりませんでした。
動作するPS3と交換用の空ハードディスクが有れば、交換して実際にアカウント情報が残るかどうかを確認できますが、そんな準備は普通してないですしね。

ひとまず、本記事ではハードディスクを抜き取っても本体メモリにアカウント情報が残るという前提で話を進めたいと思います。石橋は叩いて渡っておきます。

PS3が一時的にでも起動するか全く起動しないかによってやるべきこと(出来ること)が変わってきますので、それぞれ解説していきたいと思います。

一時的にでもPS3が起動する場合にやるべきこと

YLOD故障の本体をドライヤーやヒートガン等で応急処置した時などですね。

参考までに、僕がドライヤー法でPS3を応急処置した様子は下記をご覧ください。
ikumenpapagamer.hatenablog.com

PS3が一時的に復旧した場合にやるべきことは以下です。

  • 機器認証の解除
  • データのバックアップ、または転送(PS3を買い直す場合)
    ※データが不要な場合はやる必要なし。
  • 初期化

それぞれ解説していきます。

機器認証の解除

機器認証は、Sony Entertainment Network(SEN)アカウントと対応機器の関連付けを行う操作です。機器認証をすることでダウンロードしたゲームや、レンタル、購入したビデオコンテンツを対応機器で再生できるようになります。

PS3やPS vita等の機器認証には台数制限があり、以下の仕様になっています。

購入時期 2011年11月17日以前に
購入したもの
2011年11月18日以降に
購入したもの
対象機器 PS3 PSP+PS Vita+PS Vita TV PS3 PSP+PS Vita+PS Vita TV
ゲーム 5台 合計で5台 2台 合計で3台
ビデオ 合計で7台(スマートフォンタブレット、PCも含む)

PS4には同様の概念である「いつも使うPS4」という本体とSENアカウントとの関連付けがありますが、こちらには台数制限はありません。
PS3の認証とPS4や携帯機の認証は相互に関与しませんので、新しくPS4に乗り換える予定で二度とPS3を使うつもりが無い場合は機器認証の解除はしなくてもいいでしょう。
ただ、現状PS3タイトルはPS4では遊べません。将来的に、互換機能の追加やアーカイブスでの配信があるかもしれませんが可能性は低いと思います。
モノによってはPS nowやSteam等で遊べることもあり得ますが全てが網羅されているわけではないです。
いつか、PS3のタイトルを遊び直す可能性があるなら機器認証は解除しておきましょう。

PS3本体からの機器認証解除手順】

  1. 機器認証を解除したいSENアカウントのユーザーでPlaystationNetworkにサインインします。
  2. ホームメニューの「PlaystationNetwork」→「アカウント管理」→「機器認証」を選択します。
  3. PS3を選択し「ゲーム」→「認証を解除する」を選択します。「ビデオ」に対しても同様に「認証を解除する」を選択します。

以上で、機器の認証が解除されます。

解除されたことを確認する場合は、SENアカウントサイトにログインして「機器」欄の「PlayStation」を選択します。一覧にPS3が無ければ認証は解除できています。

[機器認証確認画面(スマホ)
機器認証確認画面(スマホ

データのバックアップ、または転送(PS3を買い直す場合)

バックアップ、転送ともに新しいPS3にデータを移行したい場合に実施します。
機器認証と同様にPS3で二度と遊ばないつもりであれば実施は不要です。

バックアップは一旦外部ストレージを経由してPS3にデータをコピーし、
転送はPS3本体同士を直接接続してデータをコピーします。
若干、コピーできるデータに違いがありますので、注意してください。

コピー元データ バックアップ
ユーティリティー
データ転送
ユーティリティー
別の本体
に復元
別の本体
に転送
ゲーム
PS3規格ソフトウェアのセーブデータ
PS3規格ソフトウェアのセーブデータ (コピー禁止) ×
PSPRemaster / PSP規格ソフトウェアのセーブデータ ×
メモリーカード管理 > 仮想メモリーカード内のセーブデータ ×
ゲームデータ管理のゲームデータ ×
フォト
画像ファイル
ミュージック
音楽ファイル
ビデオ
動画ファイル
動画ファイル(著作権保護されたもの) × ×
テレビ / ビデオサービス
torne
PS3専用地上デジタルチューナーで録画したビデオ)
×
torne
nasneで録画したビデオ)
ネットワーク
インターネットブラウザーのブックマーク
PSN
トロフィー獲得状況 ×
※別途PSNに同期させることで対応可能
フレンド
メッセージボックスのメッセージ ×
テキストチャットルーム
一緒に遊んだプレーヤー ×
設定
カスタムテーマ
[単語の登録 / 編集]の登録単語
文字入力の学習履歴


バックアップの場合はバックアップユーティリティーを使用します。
【バックアップ手順】

  1. PS3に何らかのストレージ(USBメモリや外付けHDD※など)を接続します。
    ※外付けHDDを使用する場合、FAT32形式でのフォーマットが必要です。NTFS形式では使用できませんのでご注意を。
  2. ホームメニューの「設定」→「本体設定」→「バックアップユーティリティー」を選択します。
  3. 「バックアップ」を選択します。
  4. いくつかの確認画面が表示されますので、内容を確認し同意していきます。
  5. バックアップ先のストレージを選択します。
    PS3に保存されているデータ量によりますが、数十分~数十時間程度で完了します。

念のため、復元手順についても記載しておきます。
【復元手順】

  1. バックアップしたストレージを新しいPS3に接続します。
  2. ホームメニューの「設定」→「本体設定」→「バックアップユーティリティー」を選択します。
  3. 「リストア(復元)」を選択します。
  4. 復元もとのストレージを選択します。

既に手元に新しいPS3があり、直接移行する場合はデータ転送ユーティリティを使用します。
【データ移行手順】

  1. PS3本体と新PS3本体をLANケーブルで接続します。
    ※LANケーブルはクロスでもストレートでもどちらでも大丈夫です。
  2. PS3で「設定」→「本体設定」→「データ転送ユーティリティ」を選択します。
  3. 続いて旧PS3で「本機のデータをもう一方のPS3へ転送する」を選択します。
  4. PS3がデータ転送待機中となるのを確認し、新PS3で「設定」→「本体設定」→「データ転送ユーティリティ」を選択します。
  5. 続いて新PS3で「もう一方のPS3のデータを本機へ転送する」を選択します。
    PS3に保存されているデータ量によりますが、数十分~数十時間程度で完了します。

手順内でも触れていますが、バックアップ、転送ともに非常に時間がかかります。
一時的に復旧したPS3でこれらを最後まで完了できるかは、完全に運任せです。

あまりデータに執着が無いようなら、きっぱり諦めて初期化する方が良いかも知れません。
もしくは、個別に必要なものだけバックアップを行うかですかね。
個別のバックアップ方法については今回は触れません。知りたい方、ごめんなさい。

設定の初期化

最後にPS3本体の初期化を行います。自動サインイン情報の削除等はここで行います。
本操作によって初期化できる情報は以下です。

  • PSNのサインイン情報(自動サインインの設定、サインイン ID、パスワード)
  • Edy Viewer
  • ゲーム設定
  • ビデオ設定
  • ミュージック設定
  • チャット設定
  • テーマ設定
  • 本体設定
  • 日付と時刻設定
  • 周辺機器設定
  • プリンター設定
  • ディスプレイ設定
  • サウンド設定
  • セキュリティー設定
  • リモートプレイ設定
  • ネットワーク設定
  • ブラウザの各種設定(ブックマークなど)

設定の初期化は同時にハードディスクも初期化するか否かで若干手順が違います。
【ハードディスクは初期化しない場合】

  1. ホームメニューの「設定」→「初期化」→「設定を初期値に戻す」を選択します。
  2. 確認画面が表示されますので同意します。
    ※数秒程度で完了します。

【ハードディスクも同時に初期化する場合】

  1. ホームメニューの「設定」→「本体設定」→「PS3の初期化」を選択します。
  2. 「フルフォーマット」を選択します。
    「クイックフォーマット」は見かけ上データが消去されますが、特殊なツールでデータの読み出しが可能な状態です。売却等で他人の手に渡すならクイックフォーマットだけでは安心できません。
  3. 確認画面が表示されますので同意します。
    ※内蔵ハードディスクの容量次第ですが、十数時間はかかります。

以上で、設定が初期化されます。

手順内でも触れていますが、フルフォーマットは非常に時間がかかります。
一時的に復旧したPS3でフルフォーマットを最後まで完了できるかは、完全に運任せです。

可能であれば、設定だけは初期値に戻し、
ハードディスクは取り外してポータブルケース等に詰めてから、
改めてPCからフルフォーマットしてあげるのが良いかも知れません。

PS3が完全に動かない場合にやるべきこと

応急処置も効かず、完全に沈黙してしまった場合です。

実は、当初はドライヤー修理が成功するとは思っていなかったので、PlayStationのサポートに「第三者が壊れたPS3を入手してハード故障を修理しても個人情報が漏れないようにする方法を教えてください」と、問い合わせを行っていました。
回答としては、クレジットカードの再登録とSENパスワードの変更をしてください。とのことでした。

PSNサポートとのやり取り
PSNサポートとのやり取り

PS3が一時的に復旧している場合は内部の情報をすべて消すことが目的でしたが、
PS3が動かない場合は、発想を変えて、本体に残っている情報では何もできないようにすることが目的になります。

というわけで、やるべきことは以下です。

  • 機器認証の解除
  • クレジットカードの再登録
  • SENパスワードの変更

それぞれ解説していきます。

機器認証の解除

基本的には、認証した本体からしか実施できない機器認証の解除ですが、特例が存在します。
すでに機器を手放して機器認証解除ができない場合は6 ヵ月に一度、「ゲーム」に限り、SEN アカウント管理サイトからすべての機器を解除することができます。
機器を手放して、とありますが機器が故障して起動できない場合も利用することが出来ます。
ただし「ビデオ」は解除できませんし、「ゲーム」に関しても今関連付けられているすべての機器の認証が解除されますので、
例えばPS4やPS Vitaなどを並行して利用していた場合は、各機器で再度機器認証を行う必要があります。

【SENアカウントからの機器認証解除手順】

  1. SENアカウントサイトにログインします。
  2. 「アカウント」→「機器とコンテンツ」を選択します。
  3. 「ゲーム」の「すべての機器認証を解除」を選択します。
  4. 確認画面で同意する。

以上で、すべての機器の認証が解除されます。
他の機器を併用していた場合は早めに機器認証しなおしておきましょう。

クレジットカードの再登録

原理はいまいち分かりませんが、サポートセンターによるとクレジットカードを削除して同じカードを再登録するとクレジットカードの情報が守られるとのことでした。

【クレジットカードの削除・再登録手順】

  1. SENアカウントサイトにログインします。
  2. 「アカウント」→「ウォレット」を選択します。
  3. 「お支払方法」欄に登録されているクレジットカードを一度削除します。
  4. 再度クレジットカード情報を登録します。

以上でクレジットカードの再登録が完了です。

おそらくですが、PSNでコンテンツ購入時、新規クレジットカード扱いなので強制的にパスワード入力しないといけないようになるのかな…?

SENパスワードの変更

SENパスワードを保存したPS3を売却した先で、第三者が修理して使おうとしても、パスワードが変更されていれば認証が通らないはずなので安心。という理屈ですね。

【SENアカウントの変更手順】

  1. SENアカウントサイトにログインします。
  2. 「アカウント」→「セキュリティー」を選択します。
  3. 「パスワード」欄の変更を選択し、パスワードを変更します。

以上で、SENアカウントのパスワードの変更が完了です。

故障したPS3を買取してもらう

実は、YLODなどで動かなくなったPS3も買取してもらうことができるんです。箱、説明書、付属品が無くてもOK!
しかも、少し買取金額は下がりますが、ハードディスクを抜き取り済みであったり、分解済でシール※が剥がれているものでも買取してもらうことができます。

PS3は分解するときに封印シールを剥さなければならない。分解済か未分解かの判断基準

ジャンク品を買取してくれるお店たち

そこで、買取してくれるお店をざっと調べてみました。
金額も記載していますが、実際は査定を受けてから正式な金額がはじき出されますので、鵜呑みにはしない様にしてください。

めいこや

故障したゲーム機買取 - ゲーム販売・買取 MEIKOYA【名古屋】

名古屋のお店ですが、宅配買取を行っており、買取金額の振込手数料無料、査定額1,000円以上で送料無料、事前のオンライン査定と宅配後の実査定額が異なる場合はキャンセル時の返送料も無料だそうです。

2018年1月時点の買取金額情報は以下の通り。
PS3 薄型本体 CECH-20xxA, CECH-20xxB 120GB/250GB/320GB
 ・シールとHDDあり 2,000円
 ・シールかHDDなし 1,800円
 ・シールとHDDなし 1,500円

オーバーラップ

ジャンク(壊れた)PS3超高価買取の【オーバーラップ】

宮城のお店ですが、宅配買取を行っています。送料及び宅配査定後納得出来なかった場合の返送料は依頼者負担です。
故障の仕方やシールの状態によって買取金額が異なります。
以下はすべてハードディスクありの場合。無しの場合の買取金額は不明です。何故かCECH-2xxx系の買取価格が高いです。
PS3 薄型本体 CECH-2xxx
 ・YLODでシールあり 5,000円
 ・DISK読込不良かシールなし 4,000円
PS3 薄型本体 CECH-3xxx、CECH-4xxx
 ・YLODでシールあり 3,000円
 ・DISK読込不良かシールなし 2,000円

買取コレクター

おもちゃ・フィギュア・ゲーム買取なら信頼感No.1の【買取コレクター】

東京のお店ですが、宅配買取を行っており、振込手数料無料、送料無料、キャンセル料無料、とほぼ依頼者側の負担が無いお店となっています。
公式サイトが見づらすぎて現在の買取金額を見つけることができませんでした…
情報がちょっと古い(2016年1月の情報らしい)ですが、
PS3 CECH-20xxA, CECH-20xxB 120GB/250GB/320GB
 ・シールとHDDあり 4,000円
 ・シールかHDDなし 3,800円
 ・シールとHDDなし 3,500円
PS3 CECHAxx, CECHBxx, CECHCxx, CECHExx 20GB/60GB
 ・シールとHDDあり 1,700円
 ・シールかHDDなし 1,000円
 ・シールとHDDなし 900円
での買取実績があるようです。

GEO

PS3本体の買取は動かなくてもゲオ宅配買取で買取致します。

ご存知大手チェーン店ですね。宅配買取もやってますが、ある程度どこにでもあるので持ち込みの方が楽かもしれません。
型番の詳しい記載は無いですが壊れたPS3の買取は「300円~1,000円」で行っているようです。

僕はどうしたか

個人情報消してPS4タイトル用の軍資金にするんだー!と色々調べた僕ですが、

個人情報の方は、PS3がドライヤー法で復活したため、機器認証の解除と設定の初期化を実施。
PS3を今後買いなおすことがあるか?と自問自答しましたが、無いと判断しました。
PS3でしか遊べない魅力的なタイトル達はたくさんありますが、PS4さえ手に入った今、振り返ることもなくなるだろう、と。
また、内蔵ハードディスクは一度換装済みだったこともあり、もったいないので取り外してケースつけて外付けストレージとして活用していきます。

買取の方は、やはり個人店の方が高く売れるとは思うのですが査定依頼や宅配準備等が面倒臭くなってしまったことと、近所にGEOがあり、とりあえず持っていったらそれなりの査定金額になったことでそのまま売ってしまいました。
それでもジャンク品の割にはそこそこの値段であったため満足しています。

最後に、付属品を含む実際の買取金額を載せておきます。

GEOでの買取金額
GEOでの買取金額
意外とDUALSHOCK3を高く買い取ってもらってホクホク。

PS3が急に壊れてどうしようか途方に暮れている方、お役にたてれば嬉しいです!