子育てパパとサンヨーホームズ注文住宅

2児パパゲーマーのマイホームとゲーム関連ブログです。しばらくマイホームの話題多めの予定。

『NEOGEO mini』の収録タイトルが想い出を刺激する。1990年代の少年ゲーマーは必見だ!

どーも、パパゲです。

任天堂ファミコンミニに端を発した過去のゲームハードのミニ版を発売する流れ。今度は64のミニ版も登場するかも?と話題になっていますね。

そんな中、他メーカーからも同じような商品が企画されている昨今。先日、SNKのアーケード基盤名機『MVS』のミニ版※収録タイトルが発表されました。
※正確に言うとMVSではなく家庭用NEOGEOのミニ版

あまり流れを追っていなかった僕ですが、たまたま収録タイトルを見かけて一目ぼれ。僕と同世代のおっさん世代にはド直球ではないでしょうか。

そこで今回は『NEOGEO mini』のことをまとめていきたいと思います。

そもそもNEOGEOとは

SNKが開発・販売していた業務用&家庭用ゲーム機です。格闘ゲームやアクションゲームなどを主に1人で遊んでも、2人で遊んでも楽しいゲームが集まっていたように思います。

NEOGEOと呼称した場合はどちらかというと家庭用版を指すことが多いでしょう。業務用版は主にMVSの名称で慣れ親しまれていました。


NEOGEOの特徴として、家庭用版業務用版で同じ基盤を利用しているため性能面にまったく差が無い=当時の家庭用ゲーム機としては破格のスペックを有していたという面があります。

ただし、その分価格もお高めで家庭用版本体は約6万円もしました。ちなみに、同世代の家庭用機王者スーパーファミコンの価格は約2万5千円程度でしたので2倍以上しますね。恐ろしい…

そして、もっと恐ろしいのはソフトが一本約3万円したという事実!ソフト一本がスーパーファミコン本体よりも高いという…こんなもの少年ゲーマーには手が出せません。


一方、業務用筐体であるMVSは

  • ROMカセットを含め安価に販売がされ、また筐体のレンタルという珍しい形態の戦略を取っていた点
  • 筐体自体の大きさにも種類があり、小さなものはかなり省スペースに設置が可能な点
  • 筐体一台で複数(4~6?)のゲームを楽しめる点

などの理由により、いわゆるゲームセンターだけではなく、デパートやおもちゃ屋、駄菓子屋などのゲームコーナーといった街の小僧が集まるような場所にも多く設置されていました。

特に、小僧の味方であるおもちゃ屋や駄菓子屋などに設置されたMVS筐体は、1プレイ20円、30円、50円といった魅力的な金額設定がされていることが多く、連日少年ゲーマーが殺到していたとかいないとか。

少なくとも、そこそこの地方な僕の田舎でも、休日には10円玉を大量に握りしめた小僧どもが駄菓子屋に集まり連日腕を競っていたことが思い出されます。


その少年のころの思い出が、なんとミニになって帰ってきます!

NEOGEO miniとは

NEOGEO mini
微妙に実物とは異なるものの懐かしい佇まい

発売日 2018年7月24日
本体価格 12,420円

MSVの19インチモデル(青い日除けがついたアレ)をモチーフに、390グラムの手のひらサイズに仕上がったミニ筐体です。
「通常版」と「インターナショナル版」の2タイプが発売され、「通常版」はお馴染みの青・白・黒・赤のカラー、「インターナショナル版」はちょっとシックな青・黒・白のカラーで見た目が若干異なり、収録タイトルも一部異なります。

SNKオンラインショップやAmazonでは通常版の予約が開始されています。ただ、どちらのサイトも「インターナショナル版」の取り扱いはされていない様です。
てっきり「インターナショナル版」も国内販売されるものとばかり思っていましたが…はたして。

本体仕様

電源供給はUSB(おそらくUSB端子付きのACアダプタも付属?)からで、3.5インチモニタとアーケード風ジョイスティックコントローラが一体化。外部出力用のテレビやモニター、操作用のコントローラなどの周辺機器無しでゲームをプレイする事が可能となっています。

とはいえ、モニターは小さく(初代3DSの上画面相当)、ジョイスティックコントローラも操作無理じゃないですかね?感溢れる小ささ。正直本体だけだと遊ぶのはちょっと辛そうな感じかも。

幸いな事に、画面出力はHDMI端子に対応しており、周辺機器として家庭用NEOGEOコントローラ再現のNEOGEO miniパッドも発売されるということで、がっつりやり込みたい方も大丈夫な作りになっています。

収録タイトル一覧

NEOGEO miniには全40タイトルが収録されます。また、「通常版」と「インターナショナル版」では収録タイトルが微妙に異なります。

「通常版」と「インターナショナル版」の違いは14タイトル。「通常版」は格闘ゲーム重視、「インターナショナル版」はアクションゲーム重視の構成になっています。

プレイしたいタイトルが「通常版」と「インターナショナル版」に分散してしまう方には辛い形式ですね…。2タイプ間では26タイトルが重複しているため、ちょっと同時購入には躊躇してしまいそうです。

個人的には、できれば無理やり1タイプにおさめるか、いっその事完全に別のタイトルを収録したラインナップにしてほしかったですねぇ…


基本的にはオプションなどのおまけ機能が充実している家庭用NEOGEOからの完全移植ですが、本機独自の追加機能としてクイックセーブ・ロードが可能になっています。

NEOGEOタイトルはどれもこれも難易度が高く、コンティニューが機能していない作品もあるので、非常に嬉しい追加機能ですね。


以下、「NEOGEO mini」の「通常版」及び「インターナショナル版」の収録タイトル一覧です。(一部タイトル名は省略しています)

タイトル 通常版 インタ版
KOF94
KOF95
KOF96
KOF97
KOF98
KOF99
KOF2000
KOF2001
KOF2002
KOF2003
サムライスピリッツ
サムライスピリッツ天草降臨
サムライスピリッツ零SP
餓狼伝説SPECIAL
リアルバウト餓狼伝説
リアルバウト餓狼伝説2
餓狼 MARK OF THE WOLVES
ワールドヒーローズパーフェクト
風雲スーパータッグバトル
龍虎の拳
幕末浪漫 月華の剣士
幕末浪漫第二幕 月華の剣士
NINJA MASTER'S
痛快GANGAN行進曲
メタルスラッグ
メタルスラッグ2
メタルスラッグX
メタルスラッグ3
メタルスラッグ4
メタルスラッグ5
キング・オブ・ザ・モンスターズ
キング・オブ・ザ・モンスターズ 2
戦国伝承2001
ショックトルーパーズ
ショックトルーパーズ セカンドスカッド
トップハンター ~ロディー&キャシー~
ニンジャコマンドー
バーニングファイト
マジシャンロード
ラギ
サイバーリップ
ロボアーミー
クロスソード
ミューティション・ネイション
ファイヤースープレックス
ASOII -ラストガーディアン-
ティンクルスタースプライツ
ブレイジングスター
ラストリゾート
ゴーストパイロット
トッププレイヤーズゴルフ
得点王
フットボールフレンジー
ジョイジョイキッド

まとめた感想まとめ

10円玉と50円玉を握りしめ、駄菓子屋やデパートのゲームコーナーに設置されているMVS筐体に通い詰めたあの頃の思い出が非常に刺激されるラインナップでした。

欲を言えばあれが無いこれが無いとはなってしまうのですが…(なぜ龍虎2が無いのだー、ファイターズヒストリーダイナマイトは?ソニックウイングス2は?クイズ迷探偵ネオ&ジオは?天外魔境 真伝は?パズルボブルは?わくわく7は?マジカルドロップは?新豪血寺一族は?)

版権やその他の事情で難しいのでしょう。現状収録されているタイトルだけでも、十分(精神的な)値打ちはあります。


今の時代アーケードアーカイブス等で過去のNEOGEO作品を快適に楽しめることができる為、ゲームとしての価値はそれほど高くは無いですが、“あの頃”の思い出が詰まったコレクションアイテムとしては非常に貴重になりそうです。