どーも、パパゲです。
購入した新作ゲーム達をあらかたやっつけ、旧作のプラチナトロフィー取得に精を出している日々を過ごしている僕ですが、そろそろ新作が遊びたいなぁと思いつつ情報を収集する日々。
今回は先日(といってもかなり前)から気になっていたスパイク・チュンソフトのRPG『ザンキゼロ』についてまとめていきたいと思います。
ザンキゼロとは
機種 | PS4、PSVita |
---|---|
開発元 | ランカース |
発売元 | スパイクチュンソフト |
ジャンル | ノンストップ残機サバイバルRPG |
発売日 | 2018年7月5日 |
価格 | 【PS4通常版】7,200円 【PSVita通常版】6,800円 【PS4エクステンドエディション】9,936円※PS Store限定 【PSVitaエクステンドエディション】9,504円※PS Store限定 |
プレイ人数 | 1人 |
CERO | D 暴力 |
【PS Store】PS4 ザンキゼロ 通常版
【PS Store】PS4 ザンキゼロ エクステンドエディション
【PS Store】PSVita ザンキゼロ 通常版
【PS Store】PSVita ザンキゼロ エクステンドエディション
人類滅亡まで残機8人。クローン人間が生と死を繰り返しながら、荒れ果てた世界を探索するノンストップ残機サバイバルRPGが開幕します。
名作アドベンチャーシリーズであるダンガンロンパの開発スタッフが本作に関わっており、RPGでありながらもかなりサスペンタブルでミステリーなシナリオが展開されることが予想されます。
かつ、開発元はランカース(世界樹の迷宮シリーズ初期作やロストヒーローズなどの3DダンジョンRPGで有名)のため、RPGとしての面白さもしっかりと作り込みつつ、シナリオも(ダンガンロンパ3の賛否両論はあれど)しっかり面白く仕上げてくれるのではないでしょうか?
残機(ザンキ)やエクステンドなど、シューティングゲーム、あるいはファミコン世代のアクションゲーム的な単語が世界観を盛り上げる本作。物語の謎を解明する鍵もそのあたりにあるのかもしれません。
ストーリー
2018年7月8日。世界は壊れ、人類最後の8機が残った。ある日突然日常が終わり、異世界とも呼ぶべき全てが終わった世界に投げ出された8人の登場人物たち。
彼らは知らぬ間にクローン人間となっており、生まれてから短期間で少年から老年へ成長し、そして13日で死に至ります。
スコアさえあれば何度でもエクステンド…生き返ることができるクローンの特性を活用し、崩壊した世界をサバイバルしていくことになる彼ら。
何が起こったのか?ここはどこなのか?何故、この8人なのか?様々な謎に満ちた世界を、救い手となるために奔走するのでしょうか。
七つの大罪をモチーフとした7名の登場人物。そして、原罪の少女。物語は彼らを中心に、荒廃した世界で何故か放映されているアニメ「エクステンドTV」の1人と1匹が彼らを導いて進行していくことになるようです。
PVで語られる「神様が世界を作るのに7日間。人間が世界を壊すのにたった1日。」という一説も含め、聖書をモチーフにしていることも見て取れます。
科学(クローン)と宗教(聖書)が入り混じる世界で、彼らは何を知る事になるのか。非常に気になりますね。
キャラクター
今のところ、メインプレイヤーの8人と、マスコット?狂言回し?の(劇中劇アニメの登場人物である)1人と1匹が紹介されています。人類はほぼ絶滅しているということで、これ以上のキャラクターは登場しないのか、はたまた黒幕的な立ち位置のキャラクターが居るのかが気になる所です。
PVでは人類のなれの果て?的な敵モンスターも登場している為、メイン8人以外の人類はすべて異形化してしまっているのかもしれません。
日暮ハルト
怠惰の編集者真面目な常識人。真面目すぎて融通が利かないところも。真実の記事で人を守りたいと思っている。
--『ザンキゼロ』公式サイトより引用
プロフィールを見る限り、とても怠惰とは思えない人物です。PVを見る限りは彼が「主人公」な扱いとなるのでしょうか。
真面目と評される通り、少年、青年、老年と堅物感がしっかり出ているのが良い味出しています。
サバイバル的には真面目な勤勉家というだけで色々と役に立ちそうです。
彼の背負った怠惰の罪とはいったい何なのでしょうか。
異変前は後述するキャラクターの一人と関係する会社と思われる「週刊マシロ」の編集者を務めていたことが明かされています。
三花締リョウ
嫉妬の芸術家明るく気さくなムードメーカー。一見軽そうに見えるが、裏表がなく誰からも好感を持たれる。
--『ザンキゼロ』公式サイトより引用
こちらも、とても嫉妬とは思えないバリバリの陽キャです。
少年、青年と良い感じに成長してからの老年ハゲのギャップに笑ってしまう僕です。
サバイバル的には何の役にも立ちそうにない気がする人。芸術で心を癒す、的な事をしてくれるのでしょうか?
彼の背負った嫉妬の罪とはいったい何なのでしょうか。
玖保田ゼン
憤怒の農家山奥で農業を営み、人よりサバイバル知識がある。可愛い顔立ちに反して皮肉屋で、よく人をからかう。
--『ザンキゼロ』公式サイトより引用
皮肉屋ということで、憤怒とは異なるも同じ方向性は持っていそうな人。
少年、青年、老年の立ち絵からは優しそうな雰囲気を感じてしまうため、この人が皮肉言ったりするの?という気もしますが…
サバイバル的にはかなりの重要人物その1でしょう。自給自足の足掛かりの知識が詰まっている人ですね。
彼の背負った憤怒の罪とはいったい何なのでしょうか。
一葉マモル
強欲の医者筋骨隆々の肉体派ドクター。理知的で穏やか、紳士的。さらにノリもよい。「愛」が口癖。
--『ザンキゼロ』公式サイトより引用
彼のプロフィールからも強欲に直接的に繋がる要素は見当たりません。
少年時は普通なのに、青年、老年時はゴリゴリマッチョになってしまうお方。いっその事、少年時もマッチョなら面白かったのに。
サバイバル的にはかなりの重要人物その2。サバイバルに医学的な知識は欠かせないでしょう。とはいえ、生き残りメンバーは全員クローン人間で短命かつ生き返りが可能、と病気や怪我のお世話をする場面はあまり発生しないような気がしますが。
彼の背負った強欲の罪とはいったい何なのでしょうか。
芒野リンコ
色欲の花屋花屋で働く女性。優しい性格でがんばり屋だが、天然ボケな部分もある。また、少し警戒心が強い。
--『ザンキゼロ』公式サイトより引用
色欲の割に清純そうな女性キャラクター。
少女、青年のルックスはともかく、老年のビジュアルがキツイような…、男性キャラクターの時は気にならなかったですが、女性キャラクターは青年と老年が同じ衣装だと老年時の見た目がかなりアイタタタな感じになりますね。彼女の場合少々ブリッコ的なポーズなのがまた…
花屋ということで、人への癒しがメインになりそうな彼女ですが食用花の知識があれば、ゼンと同じく自給自足の要になりそうですね。
彼女の背負った色欲の罪とはいったい何なのでしょうか。
真白ユマ
暴食のお嬢様大企業の総帥の一人娘。大金持ち。冷めた態度でマイペースに振る舞う、つかみどころのない女性。
--『ザンキゼロ』公式サイトより引用
プロフィールはともかく、見た目で暴食であることが素直に納得できる方。他の人物は大罪名とのつながりが見えないですが、彼女の場合は説得力が凄いです。
少女の際は愛らしいですが、青年以降はかなり食べてしまってますね。
サバイバル的には足引っ張り担当になりそうな方。彼女だけ職業が無く、お嬢様と扱われています。見た目やプロフィール通りであれば、何も生み出せずただただ消費するだけの存在になりそうですが…
彼女の背負った暴食の真の罪とはいったい何なのでしょうか。
瀬戸内ミナモ
傲慢の警察官明朗快活で家族思いの警察官。正義感が強く竹を割ったような性格。少し世話焼きなところも。
--『ザンキゼロ』公式サイトより引用
彼女も一見傲慢とは関係なさそうなプロフィールの持ち主。正義感がある故に正義に反する者を見下してしまう?と思えば納得は出来そうですが。
少女、青年は健康的で良いですが、やはり老年時の服装が…おばあちゃんのミニスカはキツイっす…
サバイバル的には風紀的な意味で活躍しそうな方。
彼女の背負った傲慢の罪とはいったい何なのでしょうか。
比良坂サチカ
原罪の少女知識欲と好奇心が旺盛で、天真爛漫な少女。あどけない口調の為、見た目より幼さが感じられる。
--『ザンキゼロ』公式サイトより引用
朗らかな笑顔と、痛々しい義手と義足のギャップが何とも言えない彼女。
すべての源?である原罪の二つ名を持っており、インタビュー等でも彼女は少し特別な立ち位置に居る事が語られています。
他キャラクターの様に急速な老化が発生しない特別な存在?で、見た目の変化(少女、老年の時代)は存在しません。ただ、他キャラクター同様エクステンド画面には彼女も存在する為、エクステンドしても常に義手義足を含め同じ年恰好で再誕するのではないかと予想されます。
サバイバルとしても、中々活躍の機会は想像できませんが、はたして。
彼女の背負った、もしくは彼女の起こした原罪とはいったい何なのでしょうか。
テラシマショウ
番組アシスタント8人のサバイバルをガイドするアニメ番組"エクステンドTV"のアシスタント。主にボケ役。
--『ザンキゼロ』公式サイトより引用
メインキャラクター8人を導く、80年代風アニメに出演するアシスタントの少年。声はフリーザ様。
ボケ役の名の通り、PVでもボケ倒している。なんとなくメタネタが多い印象。
ミライ
8人のサバイバルをガイドするアニメ番組"エクステンドTV"のMC。主にツッコミ役。
--『ザンキゼロ』公式サイトより引用
メインキャラクター8人を導く、80年代風アニメに出演するアシスタントのマスコット。声は悟空。基本的に真面目に番組進行を行うようです。
テラシマショウに比べると昔のテレビアニメ感が少ない気がします。
ちなみに、"エクステンドTV"の出演者の名前をつなげると「ミライ テラシマショウ」となります。PVでは「明るい未来を照らしましょう」と言っているので、もしかしたら「アカルイ」とか「アカリ」みたいな三人目の番組キャラクターが出る可能性も有るかも?
システム
本作は一般的なコマンドバトルRPGとは異なる、特徴的なシステムを多数搭載しているようです。ノンストップサバイバル
本作のゲーム中では、プレイヤーがどんな行動をしているかに関わらず常に時間が進行し、モンスターたちもこちらの事情などお構いなしに行動するようです。また、キャラクター達にはスタミナやストレス、便意のパラメータがあり、パラメータが悪化すると、下手をすると死に至る可能性もあるため、適度に回復する必要がある。
これらのパラメータを回復する為には、例えばスタミナなら休憩しなければならないですし、便意ならトイレに入らなければなりません。ですが、休憩中もトイレ中もモンスターは自由に行動していると考えなければならないため、何をするにしても万全の準備が必要となってきそうです。
通常のRPGであれば、敵地に攻め込む等のアクションを起こす際に万全の準備をすれば良かったですが、本作ではいついかなる時でも緊張感が付きまといそうかも。。。
ベース拡張
後述する廃墟探索で資材などを確保し、拠点を拡張するためのパートのようです。前述のトイレなどの施設もベース拡張で作成、あるいはレベルアップしていくことが必要なようです。おそらくレベルアップさせることで回復効果の向上や、モンスターからの襲われ難さの向上などが図られると思われます。
今の所判明している施設を以下に示しておきます。
- 倉庫:アイテム保管数増加施設?
- 工作室:武器・防具の製作や強化を行う施設?
- 寝室:スタミナの回復施設?
- 調理室:質の高い回復アイテムの作成施設?レベルが高くなると作成したアイテムの重さも低下。
- トイレ:便意の回復施設?
廃墟探索
本作では、オフィスや駅ビルなどの廃墟を探索することで物語が進んでいくようです。各廃墟は、メインキャラクター8名の内の誰かと強いかかわりを持っているそうで、廃墟攻略中に見る事ができる「エクステンドTV」の廃墟攻略ビデオの中でメインキャラクター達の過去や秘密が描かれていくことになります。
ですので、廃墟は少なくとも8つ以上は存在すると思われます。
廃墟には限らないかもしれませんが、探索中は右上にマップが表示されており、一度通った場所についてはマッピングがされていくようです。
また、マップの形式を見る限り、本作の移動は所謂3Dダンジョン形式(ウィザードリーや世界樹の迷宮など)であることが推測されます。
また、前述のベース拡張の調理室の説明によると、アイテムには重さの概念がある様ですので、廃墟探索時に持ち込むor持ち帰るアイテムにはおそらく重さによる制限がかかるのではないかと思われます。
ノンストップバトル
本作では、世界を探索するうえで多数のモンスターと遭遇します。PV等を見る限りは、戦闘は探索とシームレスになっており、モンスターとの戦闘中も自由に移動が出来ます。
徘徊するモンスターを見つけた場合は、側面や背後等に回り込めば有利になるようだ。また、敵の攻撃を事前に察知すれば移動する事で敵の攻撃をかわすことも可能とのことです。
攻撃についても、通常攻撃やボタン長押しによるチャージ攻撃、チャージ攻撃を複数人で放つ連携攻撃などの種類があります。チャージ攻撃では、敵の特定部位を破壊し、行動の制限や部位破壊限定ドロップアイテムの取得などの効果も期待できるらしく、色々な戦略性が生まれそうです。
RPGとは言いつつも、アクションRPG的な戦闘システムに仕上がっている事が伺えます。
キャラクターの成長
本作では、レベルアップによるステータスの成長は一切無く、基本的に少年、青年、老年といった年代ごとに固定されているとのことです。少年、老年時代は弱く、青年時代は強い、的な形になるのでしょう。ただ、レベルアップではスキルポイントを得る事ができ、そのスキルポイントを使って「戦闘」「探索」「製作」の3つの分野のスキルを習得して強く(or便利に)成長させていくことができます。
スキルポイントの振り直し等については判明していないため、かなり悩んでしまいそうな気がしますね。
また、スキルポイント以外の成長としては「シガバネボーナス」があります。
これは、どんな死に方をしたかによって、生き返った時にその死に方への抗体的な能力を得る事が出来るボーナスです。
例えば、毒攻撃で死んでしまった場合にシガバネボーナスを取得すると、毒への耐性ができるといった具合です。また、死の状況(袋小路で死亡)でもボーナスが発生するとのことで、シガバネボーナスを探すこともやり込みの一つになりそうです。
ただし、シガバネボーナスを取得するには敵を倒した時などに得られるスコアが必要です。現状、このスコアがどれだけ稼ぎやすいかは不明ですが、簡単にボーナスを取得しまくるといったことは難しいバランスになっているのでは?と想像しています。
なお、スキルとシガバネボーナスはどちらも永続的な効果のため、次のクローンへエクステンドしてもちゃんと受け継がれていくことが判明しています。
死ぬたびに強くなる、と、エクステンドTVの2人も合わせてサイヤ人的なことが頭によぎりますね。
ちなみに、PVやネット掲載のゲームプレイ画像などを見ていると、最大HPに対して敵の攻撃ダメージが非常に高い印象があります。前述したようにHPは基本的に増えないと思われるので、結構むずかしめなバランスになっているような気がします。
エクステンド
13日の寿命やモンスターとの死闘によって命を散らすキャラクター達をいともたやすく蘇らせるエクステンド。敵との戦い等で手に入れたスコアをエクステンドマシンに投入する事で行うことが出来ます。
その際、記憶や人格、知識や技術も継承するため、(スコアがある限りは)ある種永遠の命を持っているといっても過言ではありません。
記憶や人格、知識や技術は各キャラクターに埋め込まれたペケ字キーに保存しされているとのことで、逆に言うと、このペケ字キーが無くなるとクローン体を作っても生前?の記憶や人格は全て失われてしまうことになります。
公式サイトのクリーチャー(敵モンスター)の紹介では、クリーチャーは主人公たちの命とペケ字キーを狙っているとのことです。
システムとして活用されるかは微妙ですが、終盤あたりのシナリオでペケ字キーにまつわるアレコレ(ペケ字キーが奪われた、壊れた、その上死んだ、とか)が展開するんじゃないかなぁ、という気がします。
ソイネマッチング
拠点の作成可能な寝室で、キャラクター二名が一緒に寝る事で発生する特殊効果です。「チャージ攻撃の強化」「致死ダメージを受けた時にまれにHPが1残る」等強力な効果を発生させることができます。基本的にはソイネをした二名のキャラクターに与えられる効果の様で、ソイネの組み合わせ?によって発生する効果は異なる様です。
更に、生涯初めてのソイネに限り「ロストオーバージーン」が発生し、ソイネの効果がアップするようです。“生涯”ということなので、もちろん一度死んでエクステンドすれば再度発生させることが出来ます。
にしても「ロストオーバージーン」ってすごいネーミングですね…
クリオネ
生物に寄生してエネルギーをもらう代わりに、触手のパワーを宿主に提供するといった生体を持つ寄生虫だそうです。おそらく、ボスクラスの敵などが所持しており、倒すことで入手できるのではないかと思われます。
クリオネは攻撃型と回復などの補助型をそれぞれ1体ずつ、計2体装備することが可能です。
強力無比な効果を持っていそうですが、何度も使用すると宿主の命を奪ってしまうという事で、ここぞという時だけ使用する大技扱いと思えば良さそうです。
まとめた感想まとめ
ということで、今回は「ザンキゼロ」の情報をまとめてみました。システムがかなり独特で、若干プレイヤーのストレスになりそうな仕様も散見されるため、非常に丁寧な調整が必要そうなタイトルだと感じられます。
反面、これらのシステム要素が上手く噛み合えばとても面白くなりそうな雰囲気も感じるため、発売が非常に楽しみです。
ダンガンロンパに続く良作となりえるか?期待して待ちたいと思います。